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型枠工事とは

型枠工事とは?

鉄筋コンクリートの建築物は、どうやって作っているか知っていますか?

型枠工事とは、鉄筋コンクリートで建物を建造する際に必要となる型枠をその場で 組み立て、コンクリートを流し込み、成型していく工事です。
ほとんどの鉄筋コンクリートの建物は、この型枠工事によって作られています。

また、一般の住宅の基礎工事などでも型枠工事を行います。
建物の強度や耐震性を左右する基礎となるので、ひとつひとつの建物で形状が異なります。
その建物に合った最適な型枠設計で、人の力で出来上がります。

型枠工事は、街づくりの礎となる重要な仕事なのです。

技術について

人の技術が重要

人の技術が重要型枠大工の仕事は、一人前になるのに10年かかるとも言われるほど、非常に精密さを求められます。 一般的には垂直精度±3mmが許容範囲と言われており、その精密さこそが強度や出来栄えに大きな影響を与えます。

人の技術が重要なぜ型枠工事は、人の手で行うのか。 それは、日本の型枠工事のクオリティが高いことにあります。 機械化、省力化すると、同じ形の建物しかできませんし、クオリティはどうしても下がってしまいます。 建築物において、強度やクオリティは最も重要視されるポイントです。 人の目で見て臨機応変に作り上げることで、クオリティは保たれているのです。

技術の発展

haaten現在の鉄筋コンクリート造の建築物は、用途的には官公庁舎、学校などの公共建築物や共同住宅・病院・福祉施設など多種多様である。また意匠や形状の面からみても、凹凸や曲面をもった建築物があり、さらに仕上げの種別からは打放しコンクリート仕上げ、石張りまたはタイル張り仕上げなど作れないものはほとんどないくらい今日の建築技術は進歩している。

 

また一方では、建築工事の省力化、規格化を計るためのプレハブ技術の開発も進み、またPCa化もどんどん取り入れられているが、そういった技術は一部の大型物件等に限定されており、今なお現場打ち工法の一品生産的な建築の方が、その大半を占めているのが現状である。「優れた建築」は建て主の計画した建物の用途、規模、資金等の条件をよく理解した優れた設計と施工技術とによって生まれるもので、従来よりつねに研究されていることであるが、施工の精度や質を確保しながら、さらに経済性を追求するためには、現場作業の合理化や、労務の節減、工法の改良や開発、機械化などを考えなければならない。

 

建築工事の中で最も大きな比率を占める躯体工事においてもコンクリートの打設にポンプ圧送工法が普及したり、型枠材として合板を用いたりされてきたのも、工法の合理化、機械化、省力化を追求してきた表われともいえる。

型枠の重要性

型枠の重要性型枠は躯体を形成するための鋳型であり、建物の完成時にはまったく残らない仮設物といわれて軽視されがちであるが、建築工事費の比率からみると、躯体工事の40~45%、全工事費の12~15%を占める重要な工事である。したがって、型枠工事の経済性を追求し合理化を計ることは、全体工事に与える影響が非常に大きいといえる。

 

現在の型枠工事では、その合理性や経済性から90%近くが合板型枠工法が採用されている。これに用いられる型枠資材の加工、組立て、解体などの作業や、資材の転用効率を高める計画性、作業の安全性などの問題が検討されるべき事項である。

型枠の重要性現実には“型枠の軽量化による作業能率の向上”や“躯体型枠精度の向上による仕上げ工事の経済性追求”など、改善の余地がまだまだ残されている。

 

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